本日は、「模刻」カテゴリーの課題に挑戦しました。
課題は、「クロワッサン」をみてそっくりに作りました。
今回の課題で特に大切にして欲しい「みると」は…
「物の形と色を観察してみると」
クロワッサンの香りを楽しみながら、触ってみたりしてしっかりと観察するところからスタートした今回の模刻。
クロワッサンって家で作ったことあるかな?
クロワッサンってどうやって作るのかな?
少し小さめのクロワッサンだけど…
同じくらいの大きさってどのくらいかな?
粘土をちぎってはくっつけて大きさを比べながら作りました。
紙粘土は固まると色を塗れるよ。
焼き色を真似してしっかりと色を塗って完成。
形と色をそれぞれの目線でしっかりと観察して素敵な作品に。
退屈に感じてしまうかも知れない内容の課題も、それぞれの楽しみ方で最後まで挑戦出来ている姿が嬉しかったな。
紙粘土と水彩絵の具で作るそっくりなクロワッサン
美味しそうな香りがするかな?
クロワッサンを見ても本物?
食べれる?
そんな疑いの目から始まった今回の活動では、クロワッサンのパンを観察して作る模刻に挑戦。
「なんだかいい匂いがしてるからお腹が空いてきた~」
なんて声が聞こえながらスタートした今回の活動では、しっかりと観察することを大切にして欲しい課題。
パンに鼻を近づけて匂いを嗅いでみたり、
お皿を持ちあげて横から、上からと色んな角度から観察するこどもたち。
果物の静物画よりも意欲的にクロワッサンを観察する姿をあちらこちらで見ることができました。
「紙粘土の袋を開けてみよう」
粘土はみんな好きかなと思っていたけど…
意外と「べちゃべちゃでやだー」って声も聞こえてきて、触るのに躊躇する姿も…
袋から出すと、白い粘土が新鮮で、しっかりとコネコネする子どもたち。
「白い粘土だから白いもの作りた~い」と
白い粘土にしっかりと反応してくれる子もいて楽しませてもらいました。
粘土をこねてからは、クロワッサンの大きさとしっかりと比較しながら
粘土の量をちぎってはくっつけて調整するこどもたち。
「これくらいかな?」
「もう少しくっつける?」
そんな会話をしながら、対象物のボリュームを捉える姿が何とも頼もしく見えました。
クロワッサンの形をみて、中央を少し膨らまして作る形。
端っこは三角になるように…
優しく優しく丸めて作っていくことで美味しそうなシルエットが出来てきました。
クロワッサンにある細かな線を竹串を使って描いてみたり、
粘土ベラで深く傷をつけてみたりと試行錯誤する姿が見られました。
アルミホイルを渡してみると、カサカサした表面の様子を表すため、
粘土を包み込んでみたり、アルミホイルを丸めてトントンして模様をつける様子を見せてくれました。
はじめての模刻もこうして質感にまでこだわる姿がそれぞれの成長過程に応じて見れました。
形ができたら、早速ドライヤーで優しく乾かして色塗り。
作っているときから色も塗りたーいと、勢いのあった子どもたち。
黄色とオレンジと茶色を準備して色塗りスタート。
スポンジでトントンしながら色を混ぜたりしながら、
本物の色に近くなるように観察をしながら色を塗っていきます。
一気に茶色で塗る姿もあれば、慎重に薄い色から塗っていく姿もあり、
立体に色を塗る経験もまた、新鮮な活動になったのでないかと思います。
クロワッサンが完成した後は、想像でパンを作ってもらいました。
メロンパンにあんパンなど思い思いの作品が仕上がりました。
パン以外にも、それぞれの世界観で作られた魅力的な作品も完成。
この課題では、量と形、色などに触れながら模刻感覚を学びました。
こうした課題に今後も取り組みながら観察眼を養っていけたらと思います。
次回は平面の課題。
どんな「みると」に出会えるかな?
今回の経験も生かしながら新しい発見をして欲しいな。