本日は、「空間」カテゴリーの課題に挑戦しました。
課題は、トイレットペーパーの芯を使った迷路の工作。
そして、今回の課題で特に大切にして欲しい「みると」は…
「トイレットペーパーの芯にビー玉が通る穴を空けてみると」
「箱の中を区切ってみると」
「同じ形を組み合わせてみると」
素材は、クラフト紙で出来た箱とトイレットペーパーの芯。
たった二つの素材で迷路を作るというシンプルな課題ですが、
狙ったところにビー玉が通る穴を空けることが大切。
そして、シンプルな素材だからこそ工夫が必要になり、
色々な形を生み出すように考えることもできる。
それぞれに組み合わせ方や形を工夫して作った迷路がどれも素敵な作品になりました。
ビー玉迷路の工作で学ぶ空間表現
「この箱には何が入ってるかな?」
とクラフト紙でできた箱を見せながら…
「じゃーーーん!」
「迷路だよ~」
「スタートからゴールまで、ビー玉を転がしてみよう!!」
ってことで、じゃんけんをして順番を決めて
まずは、ビー玉迷路で遊び体験。
ところどころにゴールではないところに穴を空けているから
変なところに転がってしまうビー玉でしたが、みんなスムーズにビー玉をコントロールしてゴール。
工作で迷路を作ったことがないお友達も半分近くいたけど、
ビー玉迷路遊びを体験してみると
「こんな感じなのね!」って様子が分かる。
「トイレットペーパーの芯を使て迷路を作ってみよう」ってことで、
穴の空け方や、はさみの安全な使い方をも伝えながら早速スタート。
「もうやっていい?」
「早く作りたいよ~」
という声に押されて、それぞれに活動開始。
体験したビー玉迷路の形を参考に穴を空けてテープでくっつけていく。
順調にできてきたけど、ビー玉を通してみると…
あれ?通らないよ?
横幅が狭いかな…
いや、上が当たっているから通らない…
何度も同じ穴を切っては開けてみる。
「ねーねー。ビー玉が通ったよ!」
と嬉しそうに報告してくれる姿もたくさんみれてうれしかったな。
トイレットペーパーの芯を縦に切って
トンネルにしてみたり…
滑り台にしてみたり…
中には、芯の丸みを伸ばしてまっすぐにして使ってみたり。
コロコロっとビー玉を転がす迷路でしたが、
中には、ジャンプさせないと先に進めない迷路や、細く急な角度の滑り台など…
本当にたくさんのアイデア作品に出会えました。
ビー玉迷路に折り紙で装飾するときも、素材の色や質感で感じたイメージをもとに
船や怪獣や鳥を作ってくれる姿も。
みんな、今日はトイレットペーパーの芯が宝に見えてきたんじゃないかな?
終わりの時間が近付いてもずっと集中して作ってくれる子どもたち。
「まだやりたーーーーい」
とうれしい言葉もたくさん聞けて充実した時間になりました。
ビー玉のサイズに合わせて穴を開けるのって意外と大人でも難しく…
開けてみて意外と大きいなって思うもの。
ビー玉のサイズ感を感じながら
1つの空間を区切り、迷路を作る。
この課題では、モノのボリュームと空間(スペース)感覚を学んでいきました。
今回は手先で空間を感じる活動でしたが、集合課題ではまた身体全体を使って学びたいですね。
立体表現の時に必要とされる空間認識能力を今後もいろいろな課題で刺激していきたいです。
最後の発表も、頑張ったところや、こだわりをしっかりと伝えてくれました。少しずつですが、発表にも慣れてきたかな?お父さんや、お母さんも毎回発表を見てもらえて嬉しいね。
次回は絵画の課題。
どんな「みると」に出会えるかな?
今回の経験も生かしながら新しい発見をして欲しいな。