絵の具でお絵描き こども絵画造形教室みると

固形絵の具で2022年の干支[寅]を描いてみた

先日は、「観察」カテゴリーの課題に挑戦しました。

今回の課題で大切にして欲しい「みると」は…

「寅を観察してみると」
「固形絵の具を使ってみると」
「工夫して筆を使ってみると」

「絵の具は使ったことあるかな?」という質問からスタート。
お絵描きや、工作が大好きなみんなは「使ったことある~」って元気に反応してくれました。

ただ、今回はチューブから出して使う絵の具ではなく…
固形絵の具。

絵の具に慣れるまでは一気にたくさんの絵の具を出してしまい、べたべたになってしまうもの。
こうした経験もすごく大切ですが、思う様にコントロールできる成功体験も必要。

幼児期から低学年は、何も考えず、ただ自由に制作することが楽しい時期
だけど、実は自由な活動が少し苦手。
なんて特徴が表れてくるのも幼児期から低学年だったりします。

そんな時期真っ只中の子供たちも、
根気のいる題材をテーマに取り組んだお絵描きの課題でしたがみんな最後まで頑張ってくれました。

固形絵の具の使い方を工夫して描く

今回は、固形絵の具を使って水彩画を制作しました。

参加する子供たちの年齢が比較的低いこともあり、絵の具を使った経験が少ないことを想定して今回は固形絵の具を使いました。

固形絵の具を使うことでのメリットは…
・絵の具がセットされていて色のイメージがしやすい
・絵の具が多くなり過ぎないことで濁りにくい
・筆の動きを意識しやすくなる

などがあります。

といっても、はじめて使う道具は使いにくいもの。
いつもと勝手が違うと戸惑いからスタートしますが、慎重に進める気持ちも新鮮でいいかなと思います。

子どもたちの活動をみても、勢いよく描いていく子。
慎重に丁寧に作業を進める子。
限られた画材の中でも個性がしっかりと発揮されます。

最初は、簡単に絵の具の使い方を説明していきました。
パレットの使い方から、筆の使い方。
バケツの使い方やルールなど…
必要以上に窮屈になり過ぎないように。

そして、大きな筆で
今回はさらさら塗りと
てんてん塗りを紹介。

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絵の具でお絵描き こども絵画造形教室みると絵の具でお絵描き こども絵画造形教室みると「お手本の様にきれいに塗れない」
「何だかカサカサになっちゃう」

そんな疑問から
「どうやってやったらいいかな?」って考え始め
人の活動を見てみたり…
「みてみて。こうやったらきれいに塗れたよ。」
「水が多くなるとびちゃびちゃして楽しいよ。」
「綺麗な模様ができたよ。」

と、いろいろな反応が様々な言葉から垣間見える時間でした。

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今回のお題を発表。

「みんな~。今年の干支って知ってる?」
「来年は何の干支かな?」

「とら?」って不安そうに小さく応えてくれた声に反応して
「そうそう。2022年はトラだよ」って答えてくれたお友達。

「皆はトラを見た事あるかな?」

「あるーーー!」
という反応と勢いに任せて、
今回はトラを描いてみました。

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顔の写真を印刷した紙を配って、早速描き始めます。

「え!?いきなり絵の具!?」
「下描きしないの!?」
「色鉛筆が欲しいんですけど…」
と様々に反応がありました。

これまでの描き方は置いておいて、今回は、限られた固形絵の具だけで描く。
失敗したくない緊張感から、写真をしっかりと観察していきます。

半数くらいは「描けな~い」って
言っていましたが、
トラの毛並みの色を大胆に使って輪郭を描く姿から。
下描きを薄い色でする姿。
耳の形や、輪郭を大胆に描く姿まで様々な様子が見られました。

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「なんでこうなるの?」
「ココがおかしくない?」

そう見えてしまうところがあるそれぞれの作品も、実は色をしっかりと見ていたり、形の特徴を捉えていたりしていてどれもいい感じ。
皆それぞれに感じたトラの表情を捉えた素敵な作品に仕上がりました。

最後の発表の時間も、みんなそれぞれ頑張ったところをしっかりと発表してくれました。

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表現したい特徴を見つけ、画材を駆使していく。

偶然にできた絵の具の表情もまた自慢したくなるところになったり。
作品に向き合いながら充実した時間をそれぞれに体験できたのではないかと思います。

次回は立体造形の課題。
どんな「みると」に出会えるかな?
今回の経験も生かしながら新しい発見をして欲しいな。